断酒を開始してから200日経ちました。
「アルコールを飲まない」という選択をしてから200日。
今日はたくさんのツイッターの仲間からの応援メッセージが届きました。
本当にありがとうございました。
ツイッターの断酒仲間がいたからこそ、ここまで断酒を続けることができました。
重ね重ねありがとうございました。
m(_ _)m
アルコールを飲まない200日間の本音
正直なところ、200日経った今でも、アルコールを飲みたいと思うときがある。
ふとした時に突然飲みたくなる時はあまりない。
仲間と一緒に飲み会に参加する最初の乾杯の時が一番飲みたくなる。
これまでに一緒に飲んでいた飲み会仲間。
楽しい仲間たちとの飲み会のその最初の乾杯。
「一杯くらい飲んでも大丈夫かな」
「これだけ辞められたんだから一杯くらい平気かな」
そんな悪魔のささやきがココロの中でこだまする。
仲間はみんなワタシが飲まないことをすでに知っている。
アルコールを飲まないことを宣言しているので、みんなワタシにはアルコールを勧めなくなっている。
それでも、今日は良いかなとか思ってしまう。
みんながビールを頼んでいく。
このわずかの時間の間にココロの葛藤が続くのである。
ワタシはこれを「加藤の乱」と呼んでいる。
加藤:「一杯くらい飲んでも大丈夫かな」
ワタシ:「いやダメだ」
加藤:「これだけ辞められたんだから一杯くらい平気でしょ」
ワタシ:「いややめておこう」
加藤:「やっぱり一杯くらい」
ワタシ:「飲んだらどうなるか考えてみろよ」
その中で、オレンジジュースを頼むのである。
頼んでしまえば、もう大丈夫だ。
オレンジジュースを飲んでしまえば大丈夫だ。
加藤の乱に勝つためのコツは、「飲んだらどうなるか」を想像すること。
アルコールを飲まないためのコツ
アルコールを飲まないためのワタシなりの工夫をいくつかご紹介います。
すこしでも断酒の参考になれば良いかなと思います。
飲みたくなったら、「飲んだらどうなるか」を想像する。
「飲んでいるときは楽しい」というのも実は誤解です。
飲んでいるときは脳がアルコールで麻痺するので楽しいのか楽しくないのかの記憶はなくなってしまう。
飲まないでいるようになってから、飲んでいる人を見ていると、実は美味しそうに飲んでいる人は、いない。
みんな不味そうに我慢して飲んでいるようにしか見えない。
美味しそうに見えるのは、美味しい食事を食べているから美味しく感じるのであって、実際、酒は不味いのである。
子供のアルコールをなめさせたその顔を見れば、それは分かる。
アルコールは美味しくないのである。
美味しくないアルコールを飲んだ「その後」どうなるか。
- 飲んだら次の日どうなるか。
- 飲んだらその後どうなるか。
飲んだ「その後」どうなるかを想像するのである。
- 意識が朦朧として眠くなる
- 意識がなくなるまで飲んでしまう
- 泥酔して他人に迷惑かけてしまう
- 飲んでいるときの記憶がない
- 次の日は頭が痛くなる
- 次の日は夕方まで具合が悪い
美味しい食べ物をたらふく食べても、こんな風にはならない。
カラダに良い健康食を食べて、こんなことは起こらない。
つまり、アルコールはとっても不味いカラダに悪い「毒物」なのである。
そんな毒物を飲んだ後のことを想像するのである。
断酒をはじめたころの禁断症状を思い出す
再度飲んでしまったら、いずれまた断酒を再開することになるでしょう。
飲酒を再開すれば同じことの繰り返しです。
いや、同じではなく、再飲酒後はもっと悪い事態になっています。
断酒は最初の1週間が最も辛かったです。
その次が1ヶ月まで。その次が3ヶ月まで。
最初の1週間のあの辛さ、渇望感、葛藤、絶望。
あの辛さを、再度の断酒で味わうのかと思うと、もう飲みたくなくなります。
周りの人に断酒を宣言する
アルコールを飲まないことを飲み会の席で宣言すると良いです。
最初が一番言い出しにくいです。
みんな「どうして?」と聞いてきます。
しかし、「ドクターストップ」と一言いうだけで、同じカラダの悩みを持っている飲み仲間は瞬時に理解してくれます。
みんな実は肝臓の数値や脂肪肝で再検査を受けたりして医者から酒を控えるように言われている人が多いのです。
いつか自分も飲めなくななるのではないかととどかかで思いながら飲んでいます。
飲まない方が健康に良いことは分かっているのに、辞めたくてもやめられないで、実は悩んでいるのです。
「ドクターストップ」と言えば、それ以上聞いてくる人はあまりいません。
むしろ、「自分は肝臓の数値がわるくてねえ」とカラダが悪いことを自慢げに自虐的に誇らしげに話し出すのが、飲兵衛です。
中には「どこが悪いの?」と興味を示すひともいますが、「肝臓がちょっとね」と言えば、やっぱりという表情をしてそれ以上は聞いてはこないものです。
飲み会の席で断酒を宣言すると、同じメンバーで次回飲むときに、そのメンバーが「断酒応援団」になってくれます。
次の飲み会の席では「お前はソフトドリンクだったな」とか「ウーロン茶でいいか?」などと気を使ってくれるようになります。
「この人は飲まない人」というキャラクターが出来上がれば、飲み会であってもオレンジジュースを飲みながら楽しく過ごすことができるのです。
「割り勘負け」しないように、好きなものを食べまくる
断酒をしてしばらくすると、味覚が戻ってきます。
あるとき、「おいしい」と素直に感じる瞬間がやってきます。
酒でバカになった味覚が回復し、美味しいものが本当に美味しく感じられるようになります。
だいたい3ヶ月をすぎたあたりかなと思います。
細胞が生まれ変わる期間がそのくらいの期間なのかもしれません。
とにかく味がはっきり分かります。
なので、味の分からない飲兵衛を尻目に食事を頼んで食べまくります。
断酒の仲間を探すこと
断酒はひとりでは難しいです。
ひとりでできる人もいるかもしれません。
ワタシも以前2回断酒をしたことがあります。
しかし、断酒は失敗しました。
意思の強さだけでは、なんともなりませんでした。
今回はツイッターで断酒の仲間にたくさん出会いました。
みんな同じ悩みを抱えてがんばっていました。
ワタシはまだ200日ですが、300日500日800日1000日それ以上断酒している先輩がいます。
まだ30日目や100日目の仲間もいます。
そんな仲間が応援してくるのは、やはり心強いです。
最初は断酒の日数を数えることに意味があるのかなと疑問に思っていましたが、とにかくやってみようと断酒の日数を毎日数えるようにし始めました。
120日を超えたあたりから日数の意識がなくなり、こだわりもなくなりました。
飲まない生活が習慣になりはじめたころです。
でも、今日200日を迎えたとき、たくさんのツイッターの仲間がお祝いのメッセージをくれました。
こんなにもたくさんの仲間にお祝いされるとは思ってもいませんでした。
みんなが応援してくれていることに改めて気が付きました。
素直にうれしかたです。
断酒は、ツライです。
その辛さを分かってくれる仲間がいることは本当に励みになります。
感謝!
ここまで断酒を続けることができたのは、ツイッターの断酒仲間がいたからこそです。
辛い時も落ち込んだ時も悩んだ時もツイッターの仲間が励まして応援してくれたからこそです。
重ね重ね本当にありがとうございました。
これからも断酒を続けていきます!
それから、ワタシの経験や感じたことが少しでも皆さんの断酒の参考になったらいいなと思います。
感謝!