英語が話せないのは「英語を使う機会がない」ということが一つの原因ではないかと思います。
最近の英語の学校教育では英語を話す機会を増やす工夫がされているのだとは思いますが、すでに学校を卒業して数十年が経つオジサンには英語を日常生活で使う機会というのはほとんどないのです。
英語を話す機会を求めて「英会話教室」の門をたたく人は多いでしょう。
しかし。
高いんですよねえ、英会話教室って。
わざわざ通わないと行けないし。
って。ことで無料が大好きなワタシとしては、英会話を無料でできる方法はないかとあれこれ考えてみたのです。
Hello talk / Tandem
これらはどちらも「Language exchange」と言われるもので、お互いの学びたい言語をお互いに教えあうというものです。ワタシは英語を教えてもらう代わりに日本語を教えるといった感じです。
さっそく登録して使ってみました。
なかなか良いのですが、一通り自己紹介が終わるとその先の話がつながりません。
わりと若い人が利用しているので、オジサンだと分かると話がそこで終わります。(悲)
まあ、そうですよね。
自分が若いころを思い出してみても、オジサンと喜んで毎日会話をするなんて想像できません。。(悲悲)
ただ、このHallo talkは英作文の添削には結構使えます。
ヘンテコな日常の日記を英語にしてアップしていた時期もありました。
内容はツイッターでつぶやくような内容で、「いつも行くソバ屋はご主人と女将さんがいつも喧嘩ばかりしていて不機嫌だ。今日もやっぱり口論をしていた。ここのソバがまずいのはこの夫婦の仲が悪いためである。」とか、そんな内容です。
そんな英作文日記でも、みんな必死で添削してくれるのです。
ワタシもそんなところがあります。ちょっとだけ間違っている「おしい日本語」の作文が投稿されていると、ついつい直して教えてあげたくなるのです。
また、多読で読んでいてよく分からない表現をアップすると、みんな必死に教えてくれます。
相手がオジサンだろうとお構いなく、ドンドン教えてくれます。
最近図書館から借りてきては読みまくっているシリーズものの児童書「THE BAILEY SCHOOL KIDS」に出てきた一節。
“People can’t help how they look.”
使われている個々の単語は簡単です。
構文も単純なSVOでhow節が目的語になっているだけです。
文法も単語も簡単です。
単語は中1レベルでしょうか?
文法は基礎英語2レベルでしょうか?
しかし、意味が分からない。
パッと読んでも意味不明です。
物語の文脈からも分かりません。
このフレーズの意味が全く分からなかったのでさっそく、HelloTalkで質問してみました。
「ママ、これ、わかないんだけど、どういう意味?」そんな感じで気軽に聞いてみます。
するとドンドン回答があります。
5分以内に正解が分かります。
「cannot help something means “to not be able to control”」のコントロールの部分で意味がしっくり染み入りました。
「Language exchange」には教えてあげたいという親切な人が一定数集まっているようなので、こんな使い方が良いと思います。
つまり、「多読で読んでいて分からないフレーズを質問する」。
ちなみに日本語の勉強をしている人の「これ意味教えてよ」という文章はすごい簡単な童話や絵本や日本語教科書ものから、吉本隆明からの出典という日本の大学生でも意味不明という文章だったりしますので、母国語の人に教えてもらえるのは、貴重だと感じます。
ただ、これだと「英会話」という感じにはなりません。
HelloTalkのを利用して無料で英会話の練習をしようというのは、若くて可愛いか、若くてカッコいいかでないと、難しいかもと感じます。
PUBG Mobile
最近の無料英会話のツールとしてワタシが一番利用しているのが、コレ。
ボイスチャットです。
ボイスチャットはHelloTalkなどにも搭載されている機能ですが、利用するにはワタシには敷居が高いです。
年齢の違う若い女性とオジサンが何を話せば良いのか。
想像しただけで気持ち悪くなりませんか。
しかし、同じ趣味や共通の話題があれば、年齢も性別も国籍も言葉も関係なくなります。
それを実証するかのようにPUBGのボイスチャットでは気軽に会話をすることができます。
PUBGというのは、ゲームです。
戦闘体験ゲームで、4人1チームになって100人同時に対戦して最後まで生き残るというゲームです。
1位になるためには、チームの「協力」が必要です。
そのために、ボイスチャットを利用するのです。
チームで敵と戦うためには、敵の位置を知らせたり、傷ついた見方を助けたり、武器を共有したり、時間制限を知らせて非難したりと、「連携」が必要です。
要するにゲームの中でボイスチャットするのです。
もちろん全て英語です。
「戦って勝つ」という共通の目的のために、性別も国籍も言葉も超えてチームになった4人がボイスチャットで会話をしながらゲームをしていくのです。
やってみると分かりますが、このゲーム、難しいです。
反射神経の弱ったオジサンにはなかなか操作が難しい。
しかし、この「生き残りゲーム」は反射神経だけではなく「戦略」的な部分も大きいです。
ワタシは、半分はゲームを楽しみながら半分は英会話を楽しみたいので、武器を相手にあげたり、敵の位置を知らせたり、仲間を助けたりと、「後方支援」的な役割をしています。意外とコレが外国の方には受けて、最近仲良くなった友達がたくさんできました。
バードというのは発音が面倒(自分の発音が微妙)なので、「call me “B.D”」とBDと呼んでくれと言っているのですが、チームに招待されると「welcome BD!」「OH!BD」「my friend!BD!」「BD!」「BD!」とみんな親しげに声をかけてくれます。
PUBGは世界中の人が同時に24時間プレーしているので、さまざまな地域の人と接する機会があります。
特にサウジアラビアの人と会うことが多いです。
ワタシはサウジアラビアという国にはこれまでにも興味はなく、全く知りませんでした。しかし、奇怪なアラビア文字は日本語のひらがなに通じるくらい難解な言語であり、なんだか親しみもわきます。そしてとってもフレンドリーな人が多いです。しかも、英語がみんな話せるのです。日本語を話せる人もいました。
原油で国が豊かがであるため、教育水準が高いのです。
日本とはずいぶんと違います。
日本ってほんと遅れているなあと思ってしまいます。
また、はじめのうちは、日本人だという国旗をみるだけで、即キックされて(チームから外されて)いました。
日本人は英語が話せないので、コミュニケーションが取れなくて嫌われているのです。
恥ずかしいばかりです。
また、韓国の人にも良く会いますが、ワタシが日本人だと分かると韓国の人はボイスチャットで日本語をどんどん話してきます。というか、「ワタシは日本語を勉強しています。日本のことをもっと知りたいです。昨日はこんなことがありましたよ」とドンドン日本語で話してきます。
同じチームに日本人がいてそれを聞いていても、無言になってしまいます。
ワタシも積極的に話していける方ではありませんが、このあたりのメンタリティーは国民性というしかないのか、世界で日本人がばかにされるところなんだろうなと思います。
また、日本人は日本人だけでチームをつくり日本人だけで100人集まってゲームをしているように感じます。
この辺も、現実の社会と同じだなあと思います。
留学しても日本人同志で集まってしまう。
日本だけでしか通用しない携帯をつくる。
日本だけでしかビジネスをしない。というかできない。
ゲームの世界だとしても、せっかく世界と簡単につながることができる環境が身近にあるんだから、もっと、外国の人と会話をするように、外国人チームに入って楽しめば良いのにと思います。
ゲームで外国人とチームを組んで英語で話をしている姿を見て、ウチの奥さまは「もう、英語ペラペラになったの?」とビックリしています。
学校に通っている中学生も高校生も英会話をしながらゲームをすれば、白い目で見られながらゲームをすることもなくなるでしょう。
同じ趣味であれば友達はすぐにできます。
外国の友達も趣味を通じてならば、簡単にできるのです。
そして外国の友達と手軽に話すことができる環境が、今のネット時代にはそこらじゅうにあるのです。
英会話は無料でできるのです。
↑この衣装が外国人に大好評!
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PUBGで外国の友達を増やすコツ
- 分かりやすい名前にする
日本語の名前は外国の人には読めません。
ワタシは自己紹介で「BD」と呼んでくださいと言っています。
アラビア語の発音に似たような言葉があるのか割と笑って受け入れてくれます。
たぶん、変な意味なんでしょうね。聞いてませんけど。 - 物資・武器をプレゼントする
特にスコープが喜ばれます。
自分用にスコープを確保した後は、プレゼント用に高倍率のスコープを見つけたらいくつでも確保しておきましょう。
戦闘が一段落したときや車に乗るときにスコープをプレゼントしてあげるととても喜んでくれます。
けっこう盛り上がります。
こないだは、友達になった外国の方から、8倍スコープをもらいました。 - 衣装をプレゼントする
戦闘が始まるまでの時間の間に自分の着ている衣装をプレゼントしてあげるととても喜んでくれます。
最近ワタシが着ている白のドレスはとっても好評で、取り合いになります。
オジサンがドレスを着るとボイスチャットが爆笑の渦になります。 - プレー中はサポートに徹底する
これは難しいのですが、自分から前に前に出ていくと、高確率で死にます。
後ろで状況を冷静に確認しながら、ピンチを救うような立ち回りがワタシにはあっているようです。
キルはかせげませんが、援護射撃やスモークなどで縁の下の役割をしてドン勝を取る(一位になる)とみんなで盛り上がれます。
また、自分が死んでしまったあともそのまま対戦を見ながら敵の位置などを教えてあげます。
ワタシは死んだあとこそ気軽に英会話のできるチャンスと考えて積極的に英語を使うようにしています。 - 車の運転をする
車の運転は面倒くさいです。その面倒くさい運転をしましょう。
そして、車を丁寧に運転して、車を止める時も死角にきちんと止めるようにしましょう。
そうすると、射撃の腕前がヘタクソでも、信用をしてくれるようになり、仲間に入れてくれるのです。
外国の仲間と一緒なら、3回連続でドン勝(一位)だってできるのです。
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